音楽の思い出

私が出産した産院では、自分の好きな音楽を聴きながら過ごすことが出来たのです。
いろいろ悩んで持参したCDは。。。なんだったかな。ほとんど忘れましたが、マーラー交響曲9番。これは深遠すぎて陣痛の時に全く気持ちが合いませんでした。
一番分娩までの間を過ごすのに最適だったのはベートーヴェンのピアノコンチェルト1&4番でした。とりわけ好きだったわけでもなかったのですが、なんで選んだんだろう。。。ナゾです。
これから生まれるぞーーーがんばってるぞーーーという赤ちゃんの心境にぴったり。陣痛の波がだんだん強くなるのにぴったりな音楽だったように思いました。


分娩直後はカンガルーケアといって生まれたてホヤホヤの赤ちゃんを胸の上に乗せて2時間ほど過ごします。至福の時間です。これ以上の幸せってないかもってほど、幸せな時間。
このときにはダウランドリュートと歌の音楽を聴いていました。古代に帰って洞穴で出産したかの錯覚に陥りました(笑)静寂で時間が止まったような感じでした。


というのは第2子の時の話。

第3子の時には上の子供2人分娩室に入っていたので自分の聴きたい音楽より子供が快適に過ごせる環境重視で「おかあさんといっしょ」をみつつ陣痛が強くなっていったという思い出が。。。しばらくの間は体操のお兄さんが踊るあの曲を聴くたび陣痛を思い出しました。


車を運転するとき、何か音楽を聴くことが多いのですが、たいてい5巡くらいで飽きます。クラシックでも違うジャンルでも、そうそう長く1枚を聴くことってないんですが、今回かけているのはロングラン。出産時にお世話になった(笑)ベートーヴェンのピアノコンチェルト。かれこれ3ヶ月かけっぱなし。でもどんなフレーズも色あせない。

そう思っているのは自分だけで一緒に車に乗っている息子は「ちょっと苦手。怖い」とか言ってますけど(笑)