低学年のお子様で「フルートはまだ持てないのでピッコロでレッスン出来ますか?」とのご質問があったことがありました。ピッコロでのレッスンは、難しいです。ピッコロはフルートより「ただ小さいだけ」ではありません。いや、同じと言えば同じという感じもします。延長上にあるようにも思います。私は大学時代ブラスオルケスターで(吹奏楽ね)ピッコロを2年間担当しましたが、いやーあれはいい経験になったと同時にピッコロの難しさもよーーーく痛感しましたので、これを子供になんて、到底考えられないんです。ピッコロを2年やった後、フルートパートのパートリーダーというのでしょうか。首席?か?それを4年生のときに1年間しましたが、そちらのほうがはるかにラクでした。個人差もありますが、ピッコロはフルートより簡単だよ!と言う人は、あんまりいないかなと思います。まれにピッコロが大得意って方もいらっしゃるので、ホント一概には言えませんが。。。

フルートより、さらに息の当たるポイントが小さくなりますのでフルートがきちんと吹けなければピッコロは吹けません。逆に言えば、ピッコロを上手に吹けるようになるとフルートで息のポイントを捕らえるのは簡単に思えたりもします。いずれにしても、低学年のお子様でどうしても習いたいと思われる場合は幼児用のフルートがありますので、そちらをお勧めいたします。

個人的には、普通のフルートが普通に構えられるようになってからでいいんじゃないかなーとは思いますが、どうしても!なんとしても!という情熱のある方は幼児用、使ってみてください。


さて。私は、実は音大はピアノ科志望でした。小学生くらいまでは(笑)。その後フルートのほうが好きになってしまったので方向を転換しましたが、ピアノは音大の入試ではピアノ科の課題曲を選んだくらい、やる気満々。学生時代のピアノの試験も割りと成績が良かったです(と自慢気に・・・学生時代の功績なのに。。。笑)。ピアノの勉強は広く音楽を勉強する上で必要不可欠ですからやっておいて損はありません。むしろ得!です!

ですので(?)フルートの伴奏はじゃんじゃんやりますよ。先日の発表会でもフォーレのファンタジーを演奏した子がいましたが、伴奏は私です。レッスン中から伴奏付きでレッスンできるので、他のピアノの先生にお願いする手間もなく、便利じゃないでしょうか(笑)
ジョリヴェのコンチェルトを伴奏してくださいと言われたら、そりゃ出来ないのでお断りしますが!
以前習いに来られていた40代かな50代かな・・・フルートの男性の方、初見で何でも吹けちゃうので、私も初見でガンガン伴奏。それが楽しかったらしく、それ以来毎回山のように楽譜を持参されて「先生、今日はコレとコレ、伴奏してくださいね」って、私は伴奏役に徹して(笑)たまにはそんな「カラオケ」的練習も、楽しいものです。