ご飯を鍋で炊くようになってから、炊飯器の出番が無くなってしまった。忙しい時のためにと思って炊飯器も捨ててはいないのだが、忙しい時こそ鍋のほうが早いし。。。しかも美味しいのだ。ツヤが全く違う。
火加減、水加減、時間の調整など、何かと「お守り」が必要なのだが、そういう手動的仕事っていうのは、やり始めると五感が喜んでいることに気がつく。沸騰しているところ、湯気の出具合、そろそろ水が引き、あ、少し焦げてる?五感が総動員される。私は鍋でご飯を炊くようになってから炊事が面倒だとはあまり(あまり。。。ね)思わなくなった。何よりそれは実験のようで楽しい。失敗も多々あるんだけどね。
今は「文化鍋」という鍋で炊くのが一番失敗なく出来るのだが、素材の違う鍋ではどうだろう?大きさが、重さが違ったらどうだろう?と、なかなか楽しい。

車もマニュアル車だったりするし。私はそういう一見面倒な手動的作業が好きだ。

あ。でも洗濯は洗濯機ですが。。。。もしかしたら手洗いするとハマっちゃうのかな(笑)

ピアノも然り。電子ピアノでも音楽は楽しめるが、やはり感情、音色など、自分で音色を微調整出来、かつ楽しいのはアコースティックのピアノかな。。。なので、実家からピアノを運べるとか、友人が譲ってくれるとか、いろんな縁を探して防音などの諸事情も考えた上でピアノを迎え入れる環境になると理想的だなと思う。

その辺、フルートっていうのは電子楽器はないので、フルートは即いろんな音色の微調整を自分で行うことになる。その辺で「難しそう」と敬遠されがちだが、一番管楽器では造りがシンプル(リードがない)ので気持ちにより反応する楽器じゃないかな?と思う。

オートメーション化され簡単に何でも出来るようになった現代だが、五感を総動員する楽しみっていうのはいつの時代でも変わらないと思う。あえてアナログな世界で面倒なことをやるのも脳に刺激が出て楽しいのではないかと思う。