譜読み

練習を毎日(ほぼ毎日・・・でも)する子は、行き詰まった時に「練習」すれば切り抜けられるが、練習する習慣が無い、練習がキライな子は、行き詰まったらピアノを辞める道を選択すると思う。

なぜピアノを弾くのが嫌いになってしまうのか。理由はたくさんあると思うが、譜読みが面倒でイヤになるケースは多い。楽譜を見てささっと弾けると案外楽しいものだからね。

どうしたら譜読みがラクになるか。もうこれは読む数をこなすしかない。私は割と初見(楽譜を見てすぐ演奏する)が早いのだが、多分幼い頃にいろいろな楽譜に触れたからだと思う。ピアノの先生に「出された課題以外に弾いてはだめよ」と言われるくらい、勝手に自分で楽譜を買って来ては楽しんでいるような小学生だった。お小遣いが楽譜に消える小学生。。。マニアックだなぁ。。。

初見が利くと、すぐに演奏できてしまってその後の深みが無くなる欠点もあるのだが・・・それはまず置いておくとして。

字が読めなきゃ本も読めないように、楽譜を読めなきゃ歴史的に偉大な音楽の産物を楽しめませんので。
ここは頑張りどころなのです。
ま、楽譜を読めなくてもすばらしい演奏をする人はいるので絶対に必要なのかというと絶対ともいえないけども。。。読めれば世界が広がるからね。その程度の理由で。



うちのレッスンでは通常ワンレッスン40分に設定してある。30分は出した課題やら新しい課題やら、通常のテキストで進めていくのだが、残りの10分は譜読み強化をすることにしている(初級の場合)。
これはテキストは購入してもらわず、レッスンに来た時だけやるので宿題という意識も持つことなく、今日は何の絵の楽譜を弾くのかなぁという楽しみ感も持たせつつ、楽譜を読む力をつけようという魂胆で。
テキストの楽譜は読めるけど、違う楽譜になると・・・あれ・・・?なんてことも良くあるので、いろんな方向からアプローチする必要もあるのかなぁなんて感じる今日この頃。

指番号の1がそのまま「ど」だったりすると、楽譜を読まずに番号で覚えたりもしてしまうので、ここのところを補正する練習も兼ねて。いや、いいんですよ。最初は。どんな覚え方でもいいと思う。ある程度進んだら、きちんと楽譜を読まないと先に進めないのでね。

で、譜読み強化に使うのは、指番号がなくて、最初は2音くらいしか出てこないもの。右手で、好きな指でやってみる。左手でもやってみる。そうしているうちに楽譜を読むのが苦じゃなくなってくる・・・はず(笑)
時には絵のないマジメなテキストでやってみたり、ミッフィーちゃんのイラストの楽譜だったり、かわいいクマさんのイラストの楽譜だったり、外国の楽譜だったり、いろいろです。