年少・年中児さんのレッスン

ここには今まで全く書かなかったが、去年の春から年少・年中児さんを多く見る機会を頂いて、こちらも幼い子のレッスンは初めてのことなのでいろいろ勉強しつつ、試行錯誤の連続。
専攻はフルートなので、幼い子供たちを教える機会は今まで無かった。あっても小学校1年生から。勝手が違いすぎて今までの経験では対応出来ない(笑)


ここはサラっとやって。。。と指導案を作り、いざレッスン。すると「サラっと」の部分が非常に時間がかかる。というか、そういう箇所は時間をかけないといけないわけで、こちらも驚きの連続&本当に勉強になることばかり。黒鍵2つの箇所と3つの箇所の区別がつかない。あ。その前に2と3が分かってないよー。とか。どれみだって、そんな字初めてみるよーとか。きゃー一体どこから教えればいいのーーと焦った(笑)


関東に居た頃の私のかつての伴奏者で、ピアニストでもありリトミックの専門家でもある友人が居るのでいろいろ相談したりして。やはりその辺は専門家は心得ている。そんな方法があったのか!!!と目からウロコ状態なことが多い。幼児さんを多く見ている方はいろんな引出しを持っていらして、本当に感心する。



あとは、月齢がカバーする部分も多々ある期間。こちらは焦って教えてはいけないんだなーと痛感。無理やり「これはド。ここがレ」と教えちゃうと、「?ど?なにそれ?」な子は遊びだすんだよね(笑)毎回レッスンにならないほどレッスン中に遊んじゃうような子には、レッスン内容が難しいってことがあったのだ。あ、集中力なくなったな、と思ったらその子にとって簡単にクリアできる問題を出したりするとまたレッスンに集中できたりして。


マニュアルを作れない世界なのでその時々が勝負って感じ。


で、年少さんだと、思考回路が繋がらないときには「そんなの興味ないもーん」って顔してるのに、いきなり繋がっちゃうのね。突然「ド」の位置がわかったり、突然ドレミが読めるようになったり、なんでも「突然」なので、驚く。



いろんなことを私も勉強させて頂いた。まだ入り口に立ったところなので私も手探り状態だが、まだまだ勉強し甲斐があるって素晴らしい世界だな、と。