現代っ子

まぁ私が若かったときにも「今の若い人は!」と言われたものだが(笑)現代っ子だなーと思うことを書いてみようと思う。

テレビはリモコンで操作。DVDは頭出しの必要もなく見たいものはすぐに見ることが出来る。メールはすぐに送信。すぐに見れて返信もその日のうちが当たり前。「待つ」ことに慣れていない。
勿論、自分も今は「待つ」ことに慣れない。

私の幼少時代は、カセットテープで音楽を聴くのに、今A面最後。B面の最後を聞きたいと思えばそこまで巻き戻さないといけない。巻き戻して止める場所さえ難しい。聴きながら、聴きながら、やっと聴きたい部分に到着するのだ。忍耐が要るのだ。そういう状況しかなければ、忍耐力は自然につく。
いや、どうしても聴きたいからこそ、忍耐強く待てるものなのかもしれないが。
現代っ子でも、本当にやりたいことに関しては、忍耐力もあるだろうと思うけども。


現代っ子に多いパターン。楽譜を見てすぐに演奏できないと「できない。つまらない」となってしまう。できないなら、ではどうしようか?という部分が抜け落ちている。では「ここが出来ないから、こうやって練習してみようか」と提案すれば「何回もめんどくさい」となる。これでは、一生自分で音楽を奏でることは出来ないだろう。だからレッスンが苦痛になる。


では、そんな子のために楽しいレッスンをしよう。それはそれでまた違った技術も要る。こちらも何事も勉強だ。

しかしながら、ちやほやと楽しませるだけのレッスンで、音楽の本質まで伝わるのかどうか。それが出来ればいいけども。。。。