Life is Beautiful
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: DVD
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クニタチの教室で教えていた頃の生徒さんで、国語の教師をされていた方から「せんせ〜!これ感動ですよ!見終わったあとジーンとするんですよ〜」って紹介されたのがこの映画。
「ライフ・イズ・ビューティフル」。もう15年くらい前の映画だろうか。
見終わった後のあの「じ〜ん・・・・」感って、なんだろうか。私はそんなに映画のことを良く知らないが、この映画は今まで観た中でもダントツ良かった。何年ものあいだ、もう一度観たいと思い続け、このたびやっとDVDを買った。
「こんな人と結婚できれば幸せだな」当時20代だった私の感想。
「こんな親になれれば・・・」今の私の感想。
主人公グイドはユダヤ系イタリア人で、妻と子供と共に強制収容所に連れて行かれる。実は妻はユダヤ系ではないのだが(話の中では詳しく語られていない?よね?たぶん)夫と子供が連れて行かれたのを知り、自ら過酷な環境へ夫と子供と共に身を置くことを選んだ。
収容所で妻と離れるグイド。でもことあるごとに自分の存在を知らせる努力をする。
子供に対しては、過酷な環境を悟られないように、主人公グイドはありったけの嘘を並べて子供を不安にさせぬよう頑張る。
そして、最後。
最悪過酷な環境でそんな愛情に満ちた嘘を。。。という結末。
今、日本でも大変に過酷な環境下に身を置いている方が多々いらっしゃる。そんな中でもきっとグイドのように、子供のため、妻のため、あるいは母親なら夫や親や子供のために、自分が辛いもの忘れてグイドのように美しい嘘をついていると思うと、その美しさに涙が流れる。
人間として大切なのはこういう愛情なのか、と実感する作品だ。
で、先日私の師匠と話していたときに、師匠は「ニューシネマパラダイス」が一番オススメだと仰った。なんと「ライフイズビューティフル」の監督と同じではないか(笑)
ニューシネマパラダイスも有名な作品ながら、私はまだ観ていない。今度はこれを観よう。