楽しみをみつけたMちゃん
一旦辞めてまた再開したMちゃん。発表会に向けて着実に力を伸ばしている。先日は曲想について。一つ一つのフレーズにどんな感情、どんなシーンを思い浮かべるか、丁寧に丁寧に想像していく。
Mちゃんのイマジネーションが広がり、そこには感情と直結したフォルテやピアノが〜あぁもうワタシ感動です。ここまで来たのね〜。彼女も楽しそうだった。「出来ないことが出来るようになって今本当に楽しい!」って言ってくれたとき、思わず私も涙目になってしまいました。彼女だけじゃなく、他にももう一人、そういうことを言ってくれた子がいて、あぁよかったな。楽しみを見つけてくれたんだなって嬉しくなりました。山を登る過程は辛いけど、頂上に着いたときの気持ちが忘れられずまた登る。そんなかんじかな。
ここの部分まで来ると楽しいよなぁ。譜読みやらリズムやら指に翻弄されて、そこで終了しちゃったら音楽の楽しみの1割程度?しか知らずに辞めちゃうことになりかねない。
師匠の言葉でよく覚えているのは「速度表示じゃなくて、全部感情記号です」ってこと。高校生だった私には理解しきれなかったけど、今なら分かる(分かっていると思いたい)。
フォルテは強く。ピアノは弱く。だから楽譜の一段目をフォルテで歌って2段目をピアノで歌いましょうって・・・そんな授業を見てしまいましたが・・・歌詞にまるで関係なく、物理的に大きく小さく・・・ありえません・・・
- 作者: 関孝弘,ラーゴマリアンジェラ
- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
- 発売日: 2010/07/14
- メディア: 単行本
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これは素晴らしかったです。「アレグロ」の速度表示の曲を沢山聴いていれば、自然に「アレグロ」の意味、ニュアンスが分かりますが、言葉にすると「はやく」。そうじゃなくって。。。どんなときにイタリアでは「アレグロ」を使うのか、だから音楽用語としてはこういう意味でって言うのが本当に良く分かります。オススメです。