いのちの食卓

外食産業で大変な事態が起こっている。社長が土下座して謝ったところで命はもう戻って来ない。
外食することも楽しみの一つであるし、私も外で食べるのは好きだ。が、やはり考えるべきところも、あるにはあるだろうな。

いのちの食卓。辰巳芳子先生のご著書。あえて辰巳”先生”と呼ばせて頂く。

いのちの食卓 (マガジンハウス文庫 た 2-1)

いのちの食卓 (マガジンハウス文庫 た 2-1)

辰巳先生は「主婦はハウスキーパではなく、ライフキーパーです」と仰る。P,34にお惣菜について書かれています。「あの中にはいのちへの願いがない。お惣菜を買って食べた後はなぜか落ち着かなく他に、酒を飲んだりお菓子をつまんだりして、これで落ち着くかと思って、食べる。生きやすく生きるために食べるんだから、自分の命をいかしめるために食べるということを、根っこのところから洗いなおさなきゃダメですね」


もちろん、お惣菜を買わないとどうしても・・・・という状況もあるにはあるので(言い訳・・・・?)たまには良しとしても、外で食べたいこともあるしたまには美味しいレストランのお料理は心の滋養にもなるし、いいと思うけれども、それが命を削る選択にならぬよう、私たちが気をつけて選ばないといけないと思う。

なんてエラそうに書いているが、昨日の昼は濃い味付けのレストランでなんとなく腹を満たしてしまったんだよね。外で食べるのはラクではあるけれど、結局自分で出汁とって味噌汁作って少しのぬか漬けと美味しい御飯があれば、こっちのほうに満足度の軍配は上がるし落ち着くね。

新版 娘につたえる私の味

新版 娘につたえる私の味

アマゾンのポイントが溜まったときにコレを引き換えにした。これを読むと「あぁ御節作らないとな」と思う。そしてまだ一度も作っていない私(笑)
ぬか漬けや梅干、らっきょうは、やっぱり手作りがいいです。これ読むと、実は読むだけで満足しちゃうのでいけません。

一番最初のページの言葉がすごいです。

多くの方は「ひらめき」と「思いつき」を区別なさらない。ひらめきは、練習量の上澄み。思いつきは水溜り程度のもので跳ね上がれば迷惑になほどでもあります。

多くの「ひらめき」を得られるよう、私も練習をつまないといけません。