趣味の鍋
料理は、好きと言えるほどの腕前じゃないんだけど、キライではない。実を言えば料理が好きという以前に「鍋が好き」なんです。鍋とかフライパンとか、調理道具全般。
左の赤い鍋は「ストウブ」。オーバル27cm。これ、4kg?5kg?すんごい重いです。フタを間違って落として足に直撃したら間違いなく骨折します。このフタの重みで蒸気が逃げず煮物がおいしく出来る(気が??)します。大根の煮物などは味がよく染み込んでいいです。野菜を切って入れて肉乗せて酒振りいれてフタして蒸す。これだけで充分おいしく、素材の甘みも出て、良いのです。お値段も素晴らしいですが、買って損はないです。ほぼ毎日稼動させてます。フランスの鍋ですが和食を作るのにとっても便利。肉じゃがなども少しの水で作れます。おでんもこれで作ると美味しい気がします。
奥。文化鍋。これで毎日ご飯を炊きます。よって稼動しない日はないのです。おいしく炊けます。
右。新入りのNOMAKUキャセロール。ストウブの稼働率が高すぎて汁ものを作る好みの鍋が無かったので調達。
以前ここでも紹介したこのザ・オムレツパンも週に何度か稼動してます。今はこんな色に育ちました。
コーヒーを淹れるのにお湯が細く出るので淹れやすいのです。
厳選した鍋で自己満足してキッチンに立つ毎日です(笑)
楽しみをみつけたMちゃん
一旦辞めてまた再開したMちゃん。発表会に向けて着実に力を伸ばしている。先日は曲想について。一つ一つのフレーズにどんな感情、どんなシーンを思い浮かべるか、丁寧に丁寧に想像していく。
Mちゃんのイマジネーションが広がり、そこには感情と直結したフォルテやピアノが〜あぁもうワタシ感動です。ここまで来たのね〜。彼女も楽しそうだった。「出来ないことが出来るようになって今本当に楽しい!」って言ってくれたとき、思わず私も涙目になってしまいました。彼女だけじゃなく、他にももう一人、そういうことを言ってくれた子がいて、あぁよかったな。楽しみを見つけてくれたんだなって嬉しくなりました。山を登る過程は辛いけど、頂上に着いたときの気持ちが忘れられずまた登る。そんなかんじかな。
ここの部分まで来ると楽しいよなぁ。譜読みやらリズムやら指に翻弄されて、そこで終了しちゃったら音楽の楽しみの1割程度?しか知らずに辞めちゃうことになりかねない。
師匠の言葉でよく覚えているのは「速度表示じゃなくて、全部感情記号です」ってこと。高校生だった私には理解しきれなかったけど、今なら分かる(分かっていると思いたい)。
フォルテは強く。ピアノは弱く。だから楽譜の一段目をフォルテで歌って2段目をピアノで歌いましょうって・・・そんな授業を見てしまいましたが・・・歌詞にまるで関係なく、物理的に大きく小さく・・・ありえません・・・
- 作者: 関孝弘,ラーゴマリアンジェラ
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これは素晴らしかったです。「アレグロ」の速度表示の曲を沢山聴いていれば、自然に「アレグロ」の意味、ニュアンスが分かりますが、言葉にすると「はやく」。そうじゃなくって。。。どんなときにイタリアでは「アレグロ」を使うのか、だから音楽用語としてはこういう意味でって言うのが本当に良く分かります。オススメです。
Life is Beautiful
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クニタチの教室で教えていた頃の生徒さんで、国語の教師をされていた方から「せんせ〜!これ感動ですよ!見終わったあとジーンとするんですよ〜」って紹介されたのがこの映画。
「ライフ・イズ・ビューティフル」。もう15年くらい前の映画だろうか。
見終わった後のあの「じ〜ん・・・・」感って、なんだろうか。私はそんなに映画のことを良く知らないが、この映画は今まで観た中でもダントツ良かった。何年ものあいだ、もう一度観たいと思い続け、このたびやっとDVDを買った。
「こんな人と結婚できれば幸せだな」当時20代だった私の感想。
「こんな親になれれば・・・」今の私の感想。
主人公グイドはユダヤ系イタリア人で、妻と子供と共に強制収容所に連れて行かれる。実は妻はユダヤ系ではないのだが(話の中では詳しく語られていない?よね?たぶん)夫と子供が連れて行かれたのを知り、自ら過酷な環境へ夫と子供と共に身を置くことを選んだ。
収容所で妻と離れるグイド。でもことあるごとに自分の存在を知らせる努力をする。
子供に対しては、過酷な環境を悟られないように、主人公グイドはありったけの嘘を並べて子供を不安にさせぬよう頑張る。
そして、最後。
最悪過酷な環境でそんな愛情に満ちた嘘を。。。という結末。
今、日本でも大変に過酷な環境下に身を置いている方が多々いらっしゃる。そんな中でもきっとグイドのように、子供のため、妻のため、あるいは母親なら夫や親や子供のために、自分が辛いもの忘れてグイドのように美しい嘘をついていると思うと、その美しさに涙が流れる。
人間として大切なのはこういう愛情なのか、と実感する作品だ。
で、先日私の師匠と話していたときに、師匠は「ニューシネマパラダイス」が一番オススメだと仰った。なんと「ライフイズビューティフル」の監督と同じではないか(笑)
ニューシネマパラダイスも有名な作品ながら、私はまだ観ていない。今度はこれを観よう。
呼吸法
管楽器専門雑誌パイパーズの3月号に尺八奏者の中村明一さんのインタビュー記事があって、すっごく興味深かった。
日本の伝統的な「密息」という呼吸について。ナンバ式歩行との関係。これはもっと知りたい!本を買って読まねば!
呼吸については骨盤の位置関係と深く係わり合いがあるだろうと思っていた。実際、骨盤を立てたとき(この状態を中村さんは「倒した状態」と書かれていた)と何も意識せずあるがままの位置で吹いた場合と、息の入り具合というか、深さが違うと感じていた。あと、体の捻れについて。ナンバ式歩行は体の捻れが少なく疲労感も少ない。やっぱり、吹くときにも体が捻れていないほうが、ストレートに深い音が出ると思う。フルートは構えるとどうしても体が捻れるけど、それを最小限にしたほうが太い音が出るように思う。
ナンバ式歩行で階段を登ると、非常に登りやすいらしい。面白そうなので試してみた。右足出たときに右手を出すのよ。ちょっと人に見られたら恥ずかしいので誰も居ない階段で試してみた。300段くらいかなぁ。もっとかなぁ。分からないけど、かなりの段数ある階段がいつもよりずっとラクに登れた。すごい。なんで???
コンクール
高校生の生徒のコンクールがありました。予選は通過。本選は残念ながら通りませんでしたが短い期間でよく頑張ったと思います。結果はどうであれ、次回へのワンステップになったのではないでしょうか。
沢山の苦い経験から生み出されるものがあります。何でも果敢に挑戦し経験という財産を残していけるのは良いことですね。
私もこの歳になると保守的になりますが、彼女を見習い私も前進していこうと思った一日でした。