ドゥメルスマン

昨日は保育園でのピアノ教室の発表会があり、そこで講師をさせて頂いているので講師演奏でフルートを、ハープの宮内先生と演奏しました。
去年も宮内先生のご提案で曲が決まったのだが、今回も紆余曲折がありつつ最後にドゥメルスマンのベニスの謝肉祭変奏曲に決まる。
ドゥメルスマンというとたぶんフルート奏者くらいにしかピンとこない作曲家だろう。あとはかなりのマニア(笑)
大学出立てのデビューリサイタルでドゥメルスマンの「演奏会用ソロ第6番」をやったんだなぁ。技巧的で華やかで、だけど技巧だけが前に出ないようにするのに、これまた苦労する曲なんだけど、すっごい好きなんだ。あの出だしのラジオ体操チックなピアノの前奏(笑)それをかっこよくセンス良く演奏できる今は亡きピュイグ=ロジェ先生のピアノ伴奏、これがもうほんっとに好きで何度も何度も繰り返し聞いたなぁ・・・な、語ったら長ーい思いでのある曲。
最初宮内先生から楽譜を頂いて、「ぎょぎょ!ドゥメルスマン??」とヒイたけど、拍子抜けするほど明快。ベニスの謝肉祭って言ったら私はジュナンの作曲くらいしか知らなかったんだけど、(あ、あとブリチアルディもあるのかな、あんまりやらないよね)かのドゥメルスマンも作曲していたなんて!知らないことって、多いんだな。当たり前だけど。しかもあんまり技巧的でもない。かといってフルートの良さが前面に出るような旋律的に魅力があるわけじゃないから吹く人が少ないわけだけども。パユ様くらいのお方が吹けばそれはそれは素晴らしい曲に仕上がるに違いないんだけども、まぁこのワタクシが吹くわけですので・・・といろいろ考えると何を吹いても魅力的に吹ける自信はありません。。。
そんな自分でも、これ、ハープが伴奏だとイイ!!ピアノの伴奏だったら絶対に面白く吹けない自信がたっぷり漂う曲だけど、音色が違うとこうも良くなるんでしょうか。いや〜ハープって本当にいいですねッ!